書店での万引きの実情

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書店での万引きの実情
書店において万引き被害による損失は、深刻な問題です。
書店が減少し続けている原因の1つに、万引きでの損失が挙げられます。
したがって、万引きの被害をいかに減らしていけるかが、今後書店の経営に関わる重要な事項になると考えられます。
そして、書店における万引き被害の実情を知ることによって、万引き対策の一助に繋がるのです。

被害の現状

全国の書店の万引き被害額は、年間約200億円と言われています。
また、一度の万引きによる被害金額は1,500~5,000円台が最も多く、平均では1万円弱となっており、1店舗における年間の被害額は210万円で、この被害額は1店舗の年間売上高の1%~2%相当の金額になります。

経済産業省発表の調査結果によると、コミックスは一度の万引きで6.6冊も窃盗されているそうです。
そして、被害数の多さではコミックスに次いで写真集が4.1冊、続いて月刊・週刊誌が3.9冊、一般書籍が3.4冊となっており、被害の大きさが窺えます。

種別1件の被害点数
(平均)
コミックス 6.6
写真集 4.1
一般書籍 3.4
文庫新書 4.0
CD 3.1
ビデオ・DVD 4.3

経済産業省「書店における万引に関するアンケート結果について」より引用

書店における万引き被害は、金額だけの問題ではありません。
万引き犯を現行犯で捕えた場合、その後の警察への引き渡し、事情徴収などで多大な時間的拘束を受けることになります。
この時、代わりの人員の確保や当日の営業時間見直しなどに掛かる時間的コストも、見逃せない損失となります。

また、防犯に掛かるコストも少なくありません。
防犯カメラ導入や、警備員の配置などでも金銭的コストが掛かります。

万引きは直接的な被害もそうですが、時間や人員確保などの間接的な被害や防犯コストなど、書店にとっては大きなマイナスが生まれる要因となっています。
このように一度の万引きによる損失が多く、書店にとっては大きな被害となり得ます。

万引きによる損失

書店の金銭的被害
書籍の1冊当たりの利益は2割程度と低く、1冊万引きされるだけでも大きな損失となります。

1冊1,000円の写真集が万引きされた場合の被害

書籍の仕入れ値は、販売価格の約8割程です。
したがって、販売価格1,000円の写真集の仕入れ値は800円となり、1冊販売した時の利益は200円です。
つまり、1,000円の写真集1冊を万引きされた場合、5冊販売してようやくプラスマイナス0の状態になるのです。

書店が万引きによって被る被害は、甚大なものとなります。
損失を補填するために必要な販売数が多いことはもちろんですが、補填が出来てもその上で利益を出していかなければならないこともあり、本来あるはずの利益を取り戻すためには、多くの労力が必要になります。
つまり、万引被害に遭った時の損害は、被害額以上になると考えられます。

書店が万引き犯に狙われる理由

万引き犯が書店を狙う理由は、主に2つ程挙げられます。

  • 換金のしやすさ
  • 娯楽のツールとして使用出来る

書籍は娯楽品という側面も持ち合わせているため、読んで楽しむことが出来ます。
上記の犯行理由にも挙がっていますが、娯楽として自分で読むためと言うことも万引き被害に遭う理由となっています。

JPO(日本出版インフラセンター)書店万引き調査等結果概要
JPO(日本出版インフラセンター)「書店万引き調査等結果概要」より引用

万引き犯の犯行目的で最も多い理由は、「換金目的」です。
JPOの調査では「自分で読むため」と答えた万引き犯が、その後警察の追求によって換金目的であると答え、最終的な目的が換金だった犯行は犯行全体の7割に及ぶという調査結果がでています。
また、書籍は中古販売網が充実しており、その分万引き犯に狙われやすい商材になってしまっていると言えます。
つまり、「読みたい書籍」である、「換金出来る」という2つの面が犯行の動機となり、被害を生んでいると言えます。

書店が万引き犯から狙われる大きな理由は、上記の2つがありますが、万引きを助長させていると思われるものにフリーマーケットアプリ(以下「フリマアプリ」)があります。
最近の事例で、万引きをした書籍をそのままフリマアプリで売り捌き、利益を得ていた事例があります。
その事例での被害は窃盗総数800冊、被害額としては105万円に上り、万引き犯がフリマアプリで得た金額は200万円だったそうです。
このように、フリマアプリによって書籍を換金しやすい環境があることも、書店での万引き被害に影響していると思われます。

万引き被害を防止するための書店業界の動き

現在書店で最も採用されている防犯対策が、防犯カメラの導入になります。
また、その次に導入されているものが警備員の配置です。
これらの導入には、業界全体で億単位の費用が掛けられています。
しかし、これほどの費用を掛けているにも関わらず、防犯カメラや警備員の死角を狙った犯行が後を絶たず、万引きの被害は一向に減りません。

そこで、書店業界ではICタグの導入が見当されています。
ICタグとは、書籍に小さなタグを装着し、タグが付いたままゲートを通過しようとするとアラームが鳴るというシステムです。
また、ICタグにより会計を行っていない商品を中古販売店などで買取することが不可能になります。
しかし、現状ではシステム導入のコスト面などのハードルの高さから普及が進んでいません。

顔認証による万引き防止

顔認証万引き防止システムLYKAON
書店業界では、実際に顔認証による万引き防止策を取っている事例があります。
数ある小売業界の中でも書店は、万引きによる利益の損失が激しい為、万引きによる損失と防犯に掛けるコストを比較した時、防犯に掛けられるコストはよりシビアになってきます。
そこでLYKAONは、防犯コストを抑え、万引きを未然に防ぐための最適な商品となっています。
防犯コストを抑えながらも、利益を守るために顔認証システムの導入を見当されてみてはいかがでしょうか。

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